普段から健康には気をつけている方だと思いますが、7月の個人的ハイライトといえば、
ついに大腸の内視鏡検査を受けてきたことです。
これが、もろもろめっちゃ心配→ 内視鏡検査が決定→ その間も心配がつのる&検査が近づくにつれて緊張→食事制限→いざ当日、
の流れで、ジェットコースターのようでした(マインド面がw 病院が苦手なもんで・・・)。
検査に緊張しすぎたので、
一部で見かけた「腸を空っぽにするのはデトックスになるし美容にいいから!」という諸説を信じて乗り切りました・・・
でも大変だったけど、結果的には受けてすごく良かったので、
まだ無縁の方でも、少しでも考えるきっかけになればと思い、
一人の体験記としてまとめてみようと思います。
サイレントキラーとも呼ばれる大腸がん
大腸がん、は日本人のかかるがんの中でも1位か2位か、というほどかかる率が多いがんだそうで、
でも、症状もなく進行していくがんなので、サイレントキラーと呼ばれているという話もありました。
ですが検査さえ受けていれば、発見しやすいという一面もあるそう。
大腸がんが気になっていたのは、
✔️ 昨年身近な人が癌で亡くなったこと
✔️血の繋がった家族に、症状があって手術した人がいたこと
✔️昨年からお腹に違和感があって気になっていたこと
✔️これまであまり検査を受けてこなかったので、年齢的(30代後半)にも気になったこと
これらが挙げられます。
なぜ大腸の内視鏡検査を受けたのか
昨年 2020年の9月頃から、なんかお腹が違和感というか、気になったことが続いて、
例えば下向きに寝た時に、下っ腹に何かカタマリがあるような、ちょっと痛い感じがあり。
出血も見られたのでその時は病院にもかかり、簡単な大腸がん検査をやって、特に異常なしということで、過ぎました。
(ちなみに最初は何が痛いのか分からなかったので産婦人科にもいきましたが、経過を見た結果、大丈夫で婦人科系ではないとのこと)。
ですが、今年も5月くらいからまたふと気になって、下向きに寝ても痛いような感じがするし
あとはものすごく冷えなどに気をつけているのに、お腹が下ることが続いて。
冷たいものは食べず、常に靴下を履いて、常温さえ飲まず、ホットのドリンクだけを飲むような生活をしていたのにも関わらず、
一週間ずっと、起きた直後からお腹が下る、みたいな症状が6月に続いたので、
とりあえず以前とは違う病院にかかろうと、消化器科をメインにしている病院に行ってみました。
いざ診察をしてもらって、症状をあれこれ聞いて、お腹の張り返しなども先生が押しながらチェックしてくれたんですが、
やっぱり見てみないと分からないなあ、ということで、初の大腸の内視鏡検査をすることになりました。
内視鏡検査を受けるしかクリアにする方法はない、ということはネットで色々調べて知っていたので、
実際に受けられることになり、まずはホッとしました。
でもそれから説明を聞いているうちに、だんだんと不安と緊張が・・・
1. 大腸内視鏡の検査を予約してからの緊張の日々
まずは即、検査前の血液検査ということで採血に。
当日の検査に関して、麻酔がありか、無しかをこの日に選べたのですが、
ビビりまくりの私は麻酔ありに。
ですが、そうすると運転はNGとのこと。ふっと麻酔が戻ってきてしまうこともあるため、だそうです。
麻酔の場合は送り迎えの人を確保しないといけない、ということで、
私はそんなに大ごとにするつもりはなかったし、徒歩でも15分ぐらいだし、
歩いて帰ってもいいですか、と聞いたら即効「ダメです」ということでした。
内視鏡検査を受けるまでの過程で頭がいっぱいだったので、そんなことを聞いちゃいましたが、
その辺で突然パタンと倒れられても困るから、ということで、それを聞いたら、そりゃそうだ、馬鹿なことを聞いてしまった〜と思いました。
さあ、そして検査は当然混み合っていて予約が取りにくいこと、
そして検査は午後からですが、午前中は下剤を飲む関係で、家から出られないので、予定を確保できる日に、ということで、
最短で3週間後とのこと。
これで悪いところがあるかどうかがわかる!というほっとした気持ちと、
この段階で、まだお腹が下る症状は続いているので、
いざ検査で何か見つかったらどうしよう、と、ふと不安になることもありました。
(同じ頃に、同い年の芸能人が大腸ポリープを切除したとかいうニュースがあって緊張・・・)
早く検査の日になれー!と思いながらすごすこと、約三週間。
2.検査前の準備【前々日&前日】
ついに検査の前日。
あらかじめ前日から入院するところもあるようですが、
私の病院では、検査は午後14時から。
そのため、前日の朝から食事を調整して、腸を空っぽにしましょう、とのことでした。
なので、前日の朝はパンや素うどんなど、消化がいいものを。バターはいいけどジャムはだめ、胡麻やねぎなどの薬味はだめ、など制限が入りはじめます。
そしてお昼からは、あらかじめ病院で購入した検査食を。
お昼がクラッカーとゼリー、夜はカレーというメニューもありましたが、
私はよりボリュームがあると聞いたお昼がクリーム煮、夜がお粥のセットに。
意外と美味しかったのも、元気でいられたポイントです。
ものすごくお腹が空くだろうなーーーと不安でしたが、
なんと炭酸水は飲んでOK!ということだったので、冷えを気にしてずっと飲んでなかった炭酸水を解禁に。
お腹が膨らむし、レモンエキスを垂らして飲んでいたので味も大好きで満足感があり、この時は助けられました〜
あとは、コーヒーは前日は飲んでOK!とのことだったので、それも安心材料の一つでした。
(飲んでいいものリストに入っていなかったので、看護師さんに聞いたらOKとのことでした)
子供たちも興味深そうに、「食べちゃだめなものリスト」をずっと見入っていてw
見張っててくれました〜
早く寝てちょっとでも体調を整えようと思い、10時前には就寝。
3.検査前の準備【当日】
さあ、大変なのはここからです。
まずは9時から、下剤を飲みます。
モビプレップという粉状のものを水で溶かして飲んでいきます。1.5lぐらいあったような。
そして、時間が決められていて、10分に200mlずつ、飲んでいきます。
こういうのきっちりやりたいタイプなので、タイマーで計りながらやっていたら、
10分ですぐ経ってしまうので、もう飲む時間!みたいな感じで、
特に同時進行では何もできなかったですw
ちなみにまずいのかなーと思っていた味は、スポーツドリンクに塩分を入れたようなお味。梅っぽいような?と感じました。
でも夏の塩分チャージみたいな、ちょっと癖のある味なので、最後はキツかったです。
で、下剤自体にも、ものすごくお腹痛くなるかとビビってたのですが(緊急帝王切開のときの下剤がそうだったから)、
順調に進んだものの、お腹が痛くなることはなかったので、それはひと安心でした💓
4. いざ検査
下剤を飲んでからも、お水やお茶は飲んでいいので、一番安全なお水を飲みながら、いざ14時には病院へ。
すぐ検査着に着替えて、時間になったらまずは点滴で麻酔をセットされました。
そのあと、肩に腸の動きを止めるという注射が登場。
注射も嫌いなので、この辺は目をつぶって乗り切るのみ・・・
そしていざ始まってからは、うとうとすると言われていたけど、私はずっと目は開けてられていました。
腸に空気を入れるのでぱんぱんになって、それがきついという体験談も周りから聞いていましたが、
私が行った病院では、なるべく痛くならないように気をつけて行います、と書かれていたからか、
お腹が痛い、とか、どこかが苦しいと感じたことは終始なかったです。
先生がモニターを見ながら、何かやってるのはぼーっとしながらずっと目で捉えていて、
ポリープがあったらその場ですぐ切除、とは聞いていたのですが、変わった様子もなかったので、
大丈夫だったのかな、とちょっと思いながら、終わりました。
5. いざ結果を聞く
看護婦さんに、終わりましたよーと言ってもらい、無事終了。
そのまま着替えて、終わったらすぐ診察してくれました。
結果は、「異常なし、きれいな腸です」とのことでした(泣)
安堵とはこのこと・・・全身から力が抜けました。
先生からそう言ってもらうのを、イメトレしていた通りw
自分の腸の写真と、それから検査前に採血した分の血液検査も、貧血や肝炎なども含め、異常なし、と
満点で終わりました。嬉しいと同時に、つつつ疲れた_・・・
まとめ
結果的に、異常なしで終われたし、安心できたので検査してよかったです。
数ヶ月間、色々と心配だったので、大げさですが生まれ変わったような、ここからまた頑張れるぞー!という気分でした。
自分の体の状態をしっかり把握しておけるし、
その後の検査の目安にもなるので、一度しっかり受けておくと安心感が違いました。
あと、ひとくくりに病院と言っても、内視鏡検査がすぐできるところ、できないところ、などの違いがあり、
そういうところでスムーズに進まないと、まあいいか、と流れてしまうこともあるので、その選び方もポイントなのかなと思いました。
頑張る権利をもらったような気がした、7月のハイライトな出来事でした。
いつもと毛色が違う記事ではありますが、
一度健康を損なうと、あっち側とこっち側のような、なかなかに大変だわ、、というのは
身をもって、家族の事情からも知っていたので、
やはり検査は大事!という意識を持って過ごしていってほしいし、気になるかたはぜひ、早めに病院にいってみてくださいね!