【夏のおすすめ本】「パリジェンヌのつくりかた」に学ぶファッションのあり方 /スタイルのある人

Happy AUGUST!

8月は一年でいちばん好きな季節。

夏休みのムードや、じりじりと暑い太陽、目の覚めるようなイエローのひまわり、プールのひんやりした気持ちよさ、特別美味しく感じるアイスコーヒーなど、どことなくマジカルな非日常感があるところが好きです。

そんな夏のはじまり、8/1のポストは夏の休日にさらっと読むのにぴったりな本「パリジェンヌのつくりかた」について。

その中で学んだ、ファッションに関して「これいいよね!」と思ったポイントをシェアしたいと思います。

自由で媚びない生き方を感じられる本「パリジェンヌのつくりかた」

あれこれ説明するよりも、この帯を見たらどんな本か分かる「パリジェンヌのつくりかた」。

モード誌で海外スナップを見ていた人なら誰もが絶対に見たことのある、シャネルのミューズも務めるカロリーヌ・ド・メグレさんや、その友人の女性達が共同で執筆された本です。

裏側の帯はこちら。

テーマごとに細かく分かれてるので読みやすいのも◎。好きなところから読んでも成り立つタイプの本です。

その中で、

個人的にすごくピンときた、ファッションについてのポイントについて、書いてみたいと思います。

ピエス・ノーブル(自分だけの逸品)を探して身につけることの大切さ

いつの時代も日本では憧れを持って語られている「パリジェンヌのファッション」。

そんなパリジェンヌのファッションについて、

「パリジェンヌの基本」とされている考え方で、ピエス・ノーブル(自分だけの逸品)=身につけるだけで自分を生き生きと見せてくれるもの、という言葉が。

”サイズもぴったりで、一つ一つの動作がスムーズ、かつエレガントに見えるもの。最高の素材、最高の仕上がりであると同時に、悪目立ちせず、ちゃんと街中で着られるものでなくてはいけない

ピエス・ノーブルとは、自分への贈り物 だそうです。

こういう考え方って、すごく素敵だなぁと感じると同時に、日本との違いはこれかも・・・ともふと感じました。

 

あんまり日本では一番に主張されている意見ではない気がするし、

何より、日本でよく聞く「洋服はクローゼットにパンパンに詰まってるけど着るものが無い症候群」とか、「断捨離ができない・・・」みたいなお悩みと対極にある気も。

ピエス・ノーブルって、想像するに「自分のことをよく理解して、肯定的に捉えて長所をよく見せる」、「人やトレンドなどの情報に流されない(当たり前!)」みたいなマインドでいないと、辿り着かないポイント、のように感じたので、

これを第一優先に考えたら、もっと選び方もラクになって、数は少なくても自分らしい着こなしになるのかも。

何かを選ぶときにすごく取り入れたい考え方だし、ハッとした言葉でした。

 

もちろん日本でも、みんな自分に似合うものを選びたい、という思いはあって、

それが日本では今よく見かける〇〇タイプ診断、イエベブルベ、みたいな方向に繋がっているのかな、ともふと感じました。

パリジェンヌ流だと、このピエス・ノーブルのように、もっと感覚的、本能的というようなイメージになるのかな?

 

個人的には特に響いたのが後半。

悪目立ちせず、ちゃんと街中で着られるものでなくてはいけない

若干の耳の痛さもありつつ、自分に足りないのはきっとココなんだろなー!と思ったり。

ちょっとエッジの聞いたものを好き好き、で集めてクローゼットに仕舞い込んだまま服が増えていく、というのはNGってことですね。

明日から速攻見直そう!

パリジェンヌファッションが垣間見られる、おすすめIGアカウント

そんなパリジェンヌのファッションが見られる、インスタグラムのアカウントをご紹介します。

いっつも真剣に見てるものばかりです 笑

昔は雑誌のスナップしかなかったのに、いい時代になったなあー!とSNSに感謝です。

まずはパリジェンヌの代表格といえばこの方。

1. @jeannedamas

ジェーン・バーキンの再来とも言われているジャンヌ・ダマスさん。日本でも有名ですよね。

夏なら例えばシンプルなTシャツ、デニム、ローヒールのシューズなのにとてつもなくフェミニンなのは何故なのか・・・

彼女のスタイルは穴が開くほど見てて、ジーンズ系はほぼフレア率が高かったので、真似して買ったのは私ですw

彼女のやっているブランドRoujeも、パリジェンヌのリアルクローズといった感じで自然なのに可愛くて、必見です!

2. @frenchgirldaily

たまたまおすすめに出てきたアカウント。

ひたすらスナップが続くアカウントですが、めっちゃ好き!

こういう、サラッとした何気ないコーデが素敵なんですよね。

3. @french__toasts

こちらはパリジェンヌ限定では全然ないですが、昔のフランス映画のワンシーンや女優さんたちがたくさん出てくるので、つい見たくなるアカウント。

コーデ提案、という感じではなくて、イメージソースという感じで、いくらでも見てられる大好きな雰囲気です。

今現在のファッション情報って、見ると買いたくなるように情報がギッチリ!っていう感じで、

こういった余白のあるものだと、色々とイメージしながらファッションについて考えを巡らせられるので、好きな時間です。

まとめ💓

「パリジェンヌ本」と聞くと、日本では人気のジャンルですし、どことなく受け売りのようで、浅く聞こえるワードかもしれませんが、

日本がだめ、パリがいい、とかでは全然なく、

新たなチョイスというか、こういう意見もあるのね、、、と視野も広がるので、

現代、情報に疲れがち(私です)な人も、この考え方を頭に置いておくと、洋服選びも迷わなくなったり、もうちょっと感覚的にファッションを楽しめるようになって、心地よく過ごせるかも。

夏の読書に、おすすめです💓