
アウターは着こなしの一番外側の輪郭の部分を担うのと、毎日のように着るアイテムで面積も大きいため、その人の印象も大きく左右します。
大人になればなるほど、気をつけて選びたいアイテムですよね。
そんな中で、流行を問わず出番が多くて愛用しているのは、ベージュのロングコートです。
カフェオレのような大人なカラーから、ミルクティーのような優し気な色もいいなーと考えていたところ、頼りになるのはやっぱりZARA。毎年、必ず幅広いベージュのコートが発売されるのは、ヨーロッパのブランドだからかも!?
中でも、こなれて見えるリバーコートについて、大人にちょうどいいポイントも踏まえながら詳しくお伝えしていきます。
「リバーコート」とは? 一枚でおしゃれ見えする着流し系
「リバーコート」とは、2枚を1枚に仕立てた生地が使用されていて、裏地が無いのが大きな特徴です。
そしてこのデザインが取り入れられているコートというと、シルエットのきれいなロング丈が多い印象で、さらっと羽織ってサマになり、こなれて見えるイメージ。
シンプルでかつシックに着られるため、カジュアル、きれいめ、フェミニンとテイストを問わず、いろいろなコーディネートに合わせられる万能アイテムだと思います。
また裏地は通常、洋服の滑りが良くなりさらっと羽織れるように、つるっとした素材が使われていることが多いのですが、
その裏地が「見えてしまう」ということが起こらないため、その点も「こなれ見え」につながるのかも?と感じています。
ただ、あまり馴染みのない方からは、「防寒面では大丈夫?」「裏地なしで寒くないの?」という声が寄せられるアイテムでもあります。
ZARAでは毎年のようにリバーコートを見かけるのですが、ZARAのコートを参考にしながら、リバーコートのメリットとデメリットの両面を考えてみたいと思います。
ZARA「パッチポケット付きコート」はこなれ見えするガウン系リバーコート

ZARAの「パッチポケット付きコート(2026年現在は完売です)」は、カラバリがまず魅力! 写真はキャメルですが、もう少し淡いライトベージュと、サンドブラウンの3色展開で、ベージュ系が3パターンも揃っていて、ニュアンスカラーが好きな人には嬉しいカラーパレットでした。
そしてデザインもたっぷりしたロング丈で、身頃もオーバーサイズでゆとりがあるので、厚手ニットなどもスムーズに着こめます。
サイドにスリットが入っているので着られた感じにならず、足さばきもいいので、ロングコートに動きが制限されることもありません。
袖の裾は折り返してアクセントに。きれいめ、カジュアルとなんでも似合いそうなベージュのコートでした。
今ならこんな感じの流れるようなコートも素敵!
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大きな襟は小顔効果もあるのが嬉しいポイントです。
ZARAの「オーバーサイズコート」はトレンド風だけどベーシック

次に、よりベーシックなデザインですが、リバーコートのような感覚で着られるのが「オーバーサイズコート」です。
生地はリバーコートと同じ仕立て。デザインはボタン付きでシンプルな感じですが、肩が落ちてドロップショルダーになっていたり、襟が細めになっていたり、スラッとスタイルアップして見えそうなデザインが女性向け。
ボタンが目立つので、閉めて着るタイプかなと思ったけど、前を開けてきてもちょうど良かったので、こなれた感じにも見せやすいアウターです。
サイド、バックはこんな感じ。前述のコートのようにサイドスリットはないタイプので、こちらの方が足もとのあたたかさは少々アップするかも?
ベルトがなく、すっきりしたデザインになっている分、シルエットの調整はできないので、体型に合う方にはぜひおすすめです。
ちなみにベルトがない、ショートタイプならこんな感じも使いやすそう!
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オーバーサイズのニットをメインに着ていたり、車移動が多い方には、ショート丈がやっぱり便利で使い勝手がいいという一面も。
雰囲気的にはロングコートが好きなのですが、かなりの確率でドアに挟みがちなんですよね…。
気をつけていても、手にバッグなど荷物をたくさん持ったまま乗り込もうとするとちょいちょい挟まってしまう・・・
あと、ロングコートの腰から下のラインが、座ることによって座りジワが付くのも気になってしまい、
ゆったりしていて何にでも羽織れるほど合わせやすく、しかもショート丈のリバーコートがあったら、
軽やかで便利かも・・・と思いました。
リバーコートのメリットはこなれたおしゃれ感が出ること
実際に着てみて感じた、リバーコートのメリットはこちら。
【メリット1】一枚で今っぽく、かっこいいロング丈シルエットが完成
縦長のIラインで、ルックスは間違いなくかっこいい!
ロングコートだけどベージュだし、揺れ感というか動きもあるので、女性らしさがあるのも◎です。
「冬はこれで乗り切るぞ!」というよりは、「ジャケットやロングカーディガンのしっかりバージョン」というイメージで取り入れるのが良さそうです。
【メリット2】面積が大きいので、インナーのコーデに気を遣わなくて済む
どことなくエレガントな雰囲気になるので、例えボトムスがデニムでも女性らしく、大人っぽいコーデに仕上がるところがポイント。しっかり前を隠してしまうより、開けておいたほうがサマになるかも。
スウェット&パンツみたいなコーデに羽織っても、ヘイリービーバーのようなおしゃれなスポーティーさが出そう。
他にレースやプリーツのスカートにも似合いそうだし、フォーマルではない人との集まりの場にも羽織っていけそうです。
デメリットは防寒の面で「少々頼りない?」こと
続いて、ここが気になる、と感じたデメリット。
【デメリット1】裏地が無いせいか、どことなく寒い感じ。真冬には寒そう
リバーコートは、生地自体の厚さ、暖かさによって、かなり防寒度が変わりそうでした。
というのも、リバーコートは裏地がなく、表地を2枚で仕立ててあるともいうけれど、こちらのZARAのものはリバーコートでも触った感覚が、薄手な印象。その分、軽くはあるのですが、あまり重厚感がないというか、ウール50%以上の生地だけど、厚みがなく、生地感も柔らかいので、なんとなく心もとない感じが・・・。真冬はこのコートだけでは正直、寒そう。インナーで対策が必要です。
分厚いウール生地のリバーコートなら、その分あたたかそうではありますが、その場合はかなりずっしりとした重みが出そうな感じがしました。
【デメリット2】ガウン系はシルエットが定まりにくく、ベルトもほつれたり傷むかも
ガウンっぽいコートはボタンなどがなく、基本はベルトでシルエットを調整するタイプ。
そのルーズさがかっこいい!というコートなので、逆に肩への収まり具合なども大ざっぱな感じではあります。
動いているうちにずれも生じるので、雰囲気はカジュアル寄り。
ルーズに着る着流しコートとして思っておいたら間違いなさそうです。そのため、きちんと感のある場所に着ていくには少々ラフに見える場合も……
あとベルトは同布で、特別補強されているわけでもなく、割とシンプルなつくりになっているため、ここがほつれてくる場合や、着古した感が出る場合もありそうです。布ベルトって、意外と角が傷んだり、擦れて毛玉が出来やすかったりするんですよね・・・
小さい面積ですが、試着時にしっかり確認したほうがいいかもしれません。
【デメリット3】裏地がないことで補強効果もないため、シワが付きやすい
この写真でも少々目立っていて、あえてそのまま載せていますが、油断するとこんな感じでシワが付きやすい気がします。
裏地は洋服の滑りをよくしてくれるため、そのおかげでサッとコートが羽織れます。さらに、コート本体の補強効果にも一役買ってくれていそうです。しかし、このタイプのロングコートはこなれて見えて、動いても揺れ感がきれいな分、生地が柔らかく、シワも付きやすいのかもしれません。
対策として、たまにはスチーマーなどでシワを気にかけておくと、きれいに着られそうです。
まとめ
デメリットとして微妙に懸念点はありますが、普段から気軽に着られるコート(かっちりロングは着づらいという方)が欲しい人や、普段デニムなどカジュアルが多い方、今っぽいエレガントなこなれ感が欲しい方には◎!
私は後者ですし、一生ものはない、とも言われるようになった今、トレンド感のあるコートを今は楽しみたい気持ちなので、すごく好きなデザインです!
冬ファッションのムードを決めるコート選び、楽しんで下さいね。




