
以前書いた「スタイルのある人」についての記事から、このワードでこのサイトにたどりついて下さった方も多いようでした。ありがとうございます。
「スタイルのある人」というワードが気になる方の中には、
・年齢を重ねて、これまでの洋服が似合わなくなった気がする
・一通り着てみて、自分のスタイルが何かわからない
・クローゼットはパンパンだけど、いつも着ていくものがない!と思ってしまう
という方も多いのかな?と感じています。
そんな「スタイルのある人」に興味を持ってくださった方にぜひおすすめしたいのが、
私も10年以上愛読している「チープ・シック」という本です。
有名な本なので、表紙は見たこともある、という人も多いのではないでしょうか?今回はこれについて掘り下げて書いてみたいと思います。
中は基本的にモノクロで、新鮮かつ楽しい! |
1977年生の「チープ・シック」は2020年の今もバイブル
「チープ・シック」という本が書かれたのは、なんと1977年!
私が持っているこちらは第10刷目(を10年前に下北沢の古本屋さんで買った)のですが、2020年の今読んでも色あせない、まさにバイブルです。
昔に書かれたものですが、スタイルのある人に近づけるヒントや、一周回ってファッションに対する新しい考え方などを感じられると思います。
「あなたの服装は自分自身の生き方にぴったりそったものであるべき」

本の裏表紙や中の「はじめに」に、一番大事なことが書かれています。
自分がなにを着れば本当の自分になるのか
どんなスタイルをすれば自分が一番引き立つのか
ここまでで、すでに主語が「自分」に置かれていることに気づかれた方もいらっしゃるかと思います。
そして、これを分かっていたら、もう「スタイルのある人」に近づけているのではないでしょうか。
「スタイルのある人」には、自分目線で好きなものを選ぶのが近道
一方で、日本だと「この自分に重きを置いたスタイル」というのがなかなか実現しにくい世界にも感じます。
この記事は2020年に執筆し、2026年にリライトしていますが、SNSの影響がどんどん強くなる今、なおさらですよね。
現在の(ずっとそうかもしれませんが)多くの日本のファッション誌やウェブメディアでも、エディターやライターなどの製作側は読者の人を想定して、この人たちに刺さるように、というターゲットを意識して書いています。
もちろん私も仕事として関わる時は、それを求められるので意識していますが、
いくらファッションが好きでも、日本の国内で普通にしていて触れる情報は、
○○が今年のトレンド!
〇〇歳ぐらいの世代には○○がおすすめ!
○○を着ると○○な人に見えておすすめ!(この最たる形が○○を着てるとモテる!なんじゃないかと思います)
みたいな情報が多め。
しかもこれらが割と他者からの目線が強いですよね。
こんな感じの情報だけに触れていると、
自分のほんとうに好きなものとか、もっと大きなそもそもの部分にたどり着きにくくて、それでスタイルがある人って何だろう??と思いはじめる方がいらっしゃるのかもしれません。
ここから一歩踏み込むためには、
まずは自分一人の時にでも着たいと思えるような、心から好きなものを選んでいくのも有効だと思います。
「着ていて気分の良くなる服を少なくてもきちんと揃えて、自分のスタイルの基本にする」
「着ていて気分のよくなる服を、数は少なくてもいいからきちんと揃えて、自分のスタイルの基本にする。それを昔からの友達のように、いつまでも大事にしていく。
「スタイルのある人」とはこの一文で完結してしまうのでは?と思うほど、個人的にも好きな文章です。
私の場合はどんな服がこれに当たるのかな?と考えてみると、
夏なら
①リネン混のワイドパンツ
②肌触りのいい白のコットンT
③着るだけで元気がでるようなきれいな色のワンピース
④キャメルやブラウンの、肌に馴染むようなレザーのサンダル
⑤アクセサリー替わりになってくれるような、程よい収納力もあるミニバッグ
これがあれば幸せかな~と思いました。
こんな感じで、まずはシーズンごとに、自分目線のお気に入りトップ5を決めていくのも効果がありそうです。
古着好きにはすんなり馴染めた「チープ・シック」な考え方
10代の最後に留学し、英語や写真、ファッションの勉強をしつつ古着やさんでバイトしはじめたことから、古着になじみがあった私には、この「チープ・シック」の考え方は親しみやすいものでした。
多くの同級生が着ているおしゃれな洋服は、どこで買ったの?と聞くと、だいたい「マーケット」「ヴィンテージ」という答えが。
私やまわりの留学生の場合は、予算の関係でも手に入れやすい古着はありがたい、という一面もありました。
若い頃は当然ながら、そんなにファッションにかけるお金もなかったし、でも今のようにファストファッション全盛にはほど遠かったので、そんな時は古着屋さんに行って、お気に入りを掘り出すのがすごく楽しかったです。
誰ともかぶらないので、コレ!という一点があれば、それでよし!
週末ごとにあちこちのマーケットに行って、終わったらお茶して、を繰り返していた気がします。
すごく変わったプリントや柄のアイテムやスパンコールのデザイン、一風変わったワンピースにたくさん出会ったことでワンピース好きになったし、ヨーロッパやアメリカを旅行する時になにより一番楽しくてわくわくしたのは、
各国の古着屋さんやスリフトショップ(イギリスではチャリティショップ)を回ることで、いろんな思い出があります。
その中には、今でも持っているフランス軍のアーミージャケットも。
パリのキリワッチというショップで、一緒に行った友人3人で、みんなそれぞれ一枚ずつ購入しました。
街の古着やさんって、昔は今より多かったと思いますが、都内などでは今でもおしゃれな古着屋さんなどがありますよね。
カジュアルなものから、ハイブランドのヴィンテージを扱うような、セレクトされている古着屋さんもあるので、たまには足をのばしてみても、新鮮なインスピレーションが得られるかもしれません。
たくさんのヒントで自分のためのおしゃれが楽しくなる

チープシックには、それこそ民族衣装をおしゃれとして取り入れる方法や、古着の厳しい!?選び方など、いろんなアイディアが載っています。読むだけでも楽しくて、あれこれと工夫をして自分らしいおしゃれを楽しんでいた昔の人たちが目に浮かぶようです。
中には著名人のインタビューも載っていて、イヴサンローランや、ダイアナヴリーランド、ベッツィージョンソンから、ミネソタのおしゃれな大学生(!)など。
ずっと、こんな風にファッションを楽しめたらいいな。
そして自分らしく楽しめるようになれば、洋服も自分になじむようになり、自然と「自分のスタイル」が出来上がるのでは?と思っています。
一緒に研究しながら、楽しんでいきましょう~!
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