こちらはだいぶ前に下書きをした記事ですが、次は100記事の節目と言うことでリライトしつつ、簡単な振り返りをしてみようと思います。
このsaténの前にも違うブログを運営していた時期があり、どちらもゼロから立ち上げだったので、以下の内容は意識してきたことも多いです。
「一緒に時を重ねていけるメディアを育てたい」というゴールを目指している今、まだまだ弱小のひよっこですが、これからは育っていく過程を見ていただくのもコンテンツとして面白いのかな、とふと思い、今回記事にしてみました。
(※今回はビジネス用に活用するウェブサイト、メディアをまとめてビジネスブログと呼んでいます)
「読まれるブログ」を作るにはコツがある
私は本を読んだ時、気になったポイントは読書メモに書き写してとっておくのですが、2017、2018年あたりはフリーランスになったこともあり、
一緒に時を重ねていけるメディアを育てたい、という想いのため、様々な書籍を読みまくっていました。
そのメモを読み返した結果、大事なポイントがどれも似ていて、普段から頭に留めていたことと重複する部分も多かったんです。
私もまだまだ勉強中ですが、同じような志の方のお役に立てばと思い、備忘録を兼ねて書いてみました!
0:「読者の身になって、読者のために書く」が大前提
まず大前提として大事なのは「読者の身になって、読者のために書く」ことだ、と共通して挙げられていました。
書くことが好きな人だと、ついつい自己表現のために書きたくなってしまうのですが、届けたい人が喜んでくれる着地点を目指しながら書くのは重要です。
1. まず書く!「100記事でやっとスタートライン」説
saténも今回の記事が99本目なのですが、「まず100記事書くべしは、以前私が読み漁ったいろんな本に書いてありました。
もしくは「毎日3カ月間書き続けるべし」というのもありましたが、そうすると90記事以上になるので、だいたい同じ意味のようでした。
もちろん記事の数なんて、読者の方からすればあまり関係ないことなのですが、書き手には分かりやすい節目でもありますよね。
「100記事投稿が必要」と言われているのはおそらくこんな理由
✔「100記事上げるぐらいで基礎が作れる」とのことですが、要は「場数」のような意味で、慣れてくる、ということかと思います。
そして100記事ぐらいになるとデータもある程度溜まるので、どんな記事が人気があり、読まれているか、なども判断できるようになる。
✔多くの人がアクセスがあまりになさすぎることを理由に、ブログをやっても意味がないように感じて途中で辞めてしまうけど、googleはアクセスのない記事をインデックスから消去するので(検索に表れない)それまでに辞めるとそれこそ意味なくなってしまう。
✔一ヶ月、二ヵ月経つごとに推敲し、追記したりブラッシュアップも加えていくことで、文章力もかなり上がる。
【saténの場合&やってみた感想】
ついに次の記事で100記事なのですが、実際にやってみて、100記事書くべしというのがなぜ大事なのか、が分かりました。
一番は「勘が養われる」「感覚がつかめる」というところにあるように思います。
私は現在ライターとしていろんなメディアに月20~30本の記事を納品していますが、それとは別に、自分のブログを自分の記事で育てるというのは結構別物だな、という感想があります。
読者層も全く違えば、例え同じ層に向けて書いていたとしてもあたりまえのことですが、メディアのパワーによって検索に上がる上がらないはありますし。
そしてネタに困るということはなかったのですが、それがニーズがあるか(書くべきか)どうか、という点ではちょっと躊躇したものも。
あと、100記事書くとなるとシンプルに結構時間を費やさないとできないので、日々のルーティーンにいかに組み込むかという環境づくりにも意外に力を割くようになりましたw。
そして、多分この「書き続ける」というのが一般的にも一番難しいとされているようで、その意味はよく分かります。
ですが結論として、ここで書くのはシンプルに楽しい!の一言です。この100記事作成のところは、また別で記事にしようかなと思っています。
2. 何についてのブログなのか一言で表す
キャッチコピーやコンセプトのような、核になるもの、を一言で表せるようにしておくこと。
このsaténの場合は
好奇心旺盛、カルチャー好きな大人の女性の気分転換になれたらという想いのもと、
気分が上がるファッション、ビューティー、ライフスタイルなどへの情熱をお手紙のように綴るサイト
というのがコンセプトになっています。
【saténの場合&やってみた感想】
人に説明する時ももちろんですが、自分のためにも、メディアを作る上でこれをはっきり決めておくと、
情報を選択するときにも自分の中で振り分けがスムーズになるし、軸がぶれない、
ので、自分たちにも、読者の方にも結果的に便利だと感じました。
3. 見やすい記事を書くためのポイントを抑える
これは文章力というより、見た目の問題に近いですが、とっても重要だと思います。
以下は基礎バージョンのキーワードです。
タイトルにキーワードを書く、しかも左寄せ
これはライター業やSEO対策(検索で引っ掛かること)としては基本で、どのライターも意識していることなので、ネットに出ている情報を注意してみると、ほぼ全部そうなっていることが分かるほど。ルールみたいなものです。
ただ、今はそこまで左!という風潮は感じないですが、それでもスマホでもパソコンでも人の目は左から右に動くので、インパクトのあるタイトルが重要なのは常に同じだと思います。
文字数の目安は一記事1000文字&それを安定して続ける
この「一記事で書くべき文字数」は本によってまちまち。他の本には800文字ぐらいがちょうど良い、というのもありました。
ですが、要点はインデックスされるのにも、一般の人が書いた文章で長すぎず短すぎず読めるのに良いボリュームがそれぐらい、というところから着ているそうです。
あと、何かを人に伝えようと情報を盛り込んで書くと、おのずとそれぐらいの文字数になる、という意見も。
スマホで読みやすく! レスポンシブ対応を意識
しっかり執筆する方はPCで文字を書いている人も多いですよね。私もです。
しかし、今はスマホで読まれる確率がPCの10倍ぐらい。なので、パッと見た時の改行や読みやすさに気を配るのが意外に大事!
私も書き終えたら、最後にスマホで見て、その状態で修正をして仕上げています。
自分のサイト内での関連リンクを貼る
これは、サイトの滞在時間が長くし回遊してもらい、他サイトへの離脱を避けるため、です。
【saténの場合&やってみた感想】
この辺は技術的なことなので、毎回チェックするようにすれば、初心者の方でも比較的簡単にコツがつかめるようになるポイントだと思います。
そして、文字数については今、私がファッションライターとして記事を書く時は大体1600〜2000文字なので、その感触からしても、800-1000文字はそんなに難しい長さではない、と思います。細かい文字数よりも「読者の人に伝わるか」という視点で見たら、おのずと答えは出るということですね。
おまけ:Manrepellerのレアンドラから学んだキーワード
ブログ運営について興味を持っていくうちに出会った中で参考になったものが、VOGUE UKのチャンネルに上がっているアレクサ・チャンのシリーズです。
彼女がファッション業界の色々な側面に切り込んでいくという内容で、本っ当に面白くて、全部おすすめなのですが、私のお気に入り回は「Blogging& Building your platform」という回。
あのMan repellerのレアンドラ・メディーンがこのインタビューで答えていた内容で、「これからブロガー(またはメディアを作る人)になりたい人へのアドバイスは?」という質問に対し、2つのポイントで答えていました。
①vulnerableがキーワード
「傷つきやすい、感じやすい」というような意味ですが、要はいろんなものに対して感じやすく繊細であることで、気づきが生まれる、ということ。こだわりとか特色を生みだす元になるという意味かな、と解釈しています。
②「NOT something for everyone, everything for someone.」何かを全員のために、ではなく、すべてを特定の誰かに向けて書くこと
これがコンセプトよりも大事なこと、と言い切っていたのが印象的で、耳にしたときもすごく腑に落ちた感じがしました。
ターゲットを絞る、例えば読者の方は何歳ぐらいで、どんなことが好きで、どんな職業で、何が好きなのか、などを絞り込んでいくペルソナ設定、にも通じると思います。
まとめ:実際に99記事書いてみて思ったこと
はじめにも書きましたが、このサイトは次で100記事目。ようやく階段を一段、登れるかしら……。
数年前、100記事書いてやっと基礎!スタート!と知った時は、まだまだじゃん!と愕然としたのですが、100記事近く書いてみた今では、その意味がよく分かり、まさにやっとスタートラインに立った感があります。
saténもまだまだなので、上記の内容をまさに意識しつつ実践中なのですが、これからも
「読者の方のことを心掛けて書く」
という本質的で変わらない内容もあれば、テクニック的なことなど変わっていくこともあると思います。
ですが書いてみて、シンプルに楽しいし、ある程度感覚がつかめるようになり、ああしてみたい、こうしてみたい、というのも出てきました。
これからもトライ&エラーしつつ情熱を注ぎながら、少しでも喜んでもらえる記事がかけるよう、次の目標は200記事!しっかり続けていきたいと思います。
同じような志をお持ちの、やりたいことがあってメラメラしている方、起業志望のみなさんにとって、少しでもお役に立てたら嬉しいです♡