目的があって読む時もありますが、私には読書は気分転換のひとつ。本を手に取ると気分が落ち着いたり、あっという間に別世界に飛べるのが◎。なおかつ何か気づきがあったり、学べたりするのでラッキー!と思っています。
狙ってない本に出会えるのが好きで、図書館もフル活用していますが、今回ピックアップしたのは偶然出会ったこちら。
「テクノロジー スタートアップが未来を創る」を読んで
ちょっと難しく感じられるタイトルですが、ロボットやAI、人工衛星や電子回路などを研究する、大学生や若者が起こすベンチャー企業 についての本です。
はじめはなかなかに難解で…でもいつか子育てに役立つかもw (うちの子はロボット好き) と思い、頑張って読んでたのですが、中盤に突然、あてはまることがスーパー分かりやすく書かれていて目が覚めたので、ご紹介することにしました。
起業したい、またはなにかやりたいことがある!という方にもぴったりだと思います。(以下、私の個人的な解釈も含みます)

起業が成功するには2つの課題をクリアしてはじめて事業化と言える
課題① 美味しい料理をつくること
自分の持っているものを、社会のニーズに結び付けた製品やサービス(美味しい料理)にするためには、広い視野が大事。
ユーザー視点も欠かせないので実際に使ってもらって改良を重ねるべき。多くの人を巻き込んで、走り回って汗をかこう。
その一方でそのジャンルの広い知識も必要。内にこもらず、どんどん外に目を向けよう。
課題② その美味しい料理を看板メニューに、繁盛するレストランをつくること
美味しい料理が出来たら、いかに市場に出すか。繁盛させるためには経営戦略が必要。
美味しいだけでは簡単に潰れる。オーナーシェフ(経営も料理も両方する)であることが成功率高め。
だそうです。
そして他にも、
✔まだ誰もやっていない分野を見つけるのも重要
✔世界が抱える課題から逆算して、課題を想定
✔まず目の前の一人を笑顔にする。それが出来ればインターネットを使って同じような人々にサービスを届けることを考えればいい
など。これ、起業の基本なのかもしれないけど、どんな仕事にも当てはまるし、「果たして自分は100%これを実行できているのだろうか?」と思うと、即答出来ないケースも多いのではないでしょうか。
私も自分は美味しい料理を作れてるのかなって一日、考えちゃったもんね〜
「バランスが大事」って何事でもよく聞くけど、このバランスって真剣に打ち込み過ぎても、いつのまにか見えなくなってしまうことがあるのかも、ということに気づかされた今日でした。
そして、個人的にはVOGUE US 編集長のアナ・ウィンター氏の名言と重なる箇所があって、余計響いたんだと思います。
「アートと商業的な才能、どちらも必要。一方だけでは成功しない」
おそらくデザイナーについてだと思いますが「アートと商業的な才能、どちらも必要。一方だけでは成功しない」というような内容で、引用元のVOGUEの記事はこちらです。
Happy Birthday アナ・ウィンター!ファッション界の女王がキャリアを築くまでの名言集TOP15
他にも、この本は覚えておきたいことが色々と書かれています。
✔20年後も今と同じ情熱を持ち続けられるテーマで起業すべき
✔似たようなことを考える人は大勢いるので、考えただけで終わらないためにやりながら走ること
✔「この人と一緒に仕事すると、自分の可能性を広げてくれそうだ」と感じるパートナーを見つけよう
✔必勝法は無い!大企業に属していれば教えてもらえるけど、若い経営陣にはなおさら。その対策としては「すべての仕事が学びのチャンス」と思うこと
✔社長の仕事は意思決定。先手で考えていかないとあっという間にゲームオーバーに。意思決定は迷わないようにすること。判断できなければ情報が揃うまで保留(その間どうなるかな〜とか考えない)、情報が揃えば即決!
✔最後にNOと言える→まあ仕方ないか、と妥協するポイントは山ほどあるが、それでもノーと言うのが役割。
これも上のアナ・ウィンター氏の名言集に同じこと書いてあったので、余計響きます……!シンクロ??
ちなみにグリーンのアンダーラインの部分は、今の私になかったり、思ってもいなかったもので、これから意識していきたいなあという想いも込めて。
本は何かを教えてくれようとしているのか、こういう不思議なタイミングがあるから読書は面白いですね♥
まとめ
「美味しい料理を看板メニューに繁盛するレストランを作る」を自分に当てはめて、自分のケースではどうなのか、しっかり考えてみたいと思います。そして考えながら手を動かす!がんばろう・・・!
頑張っている方、ヒントが欲しい方の参考になれば幸いです^^